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ミコちゃんの部屋05

だいぶ以前に何気なく買っておいた本を最近見つけ出して、なるほどと思っています。

"疲れない体をつくる「和」の身体作法―能に学ぶ深層筋エクササイズ"という安田登さんの本です。

疲れない体をつくる「和」の身体作法―能に学ぶ深層筋エクササイズ疲れない体をつくる「和」の身体作法―能に学ぶ深層筋エクササイズ
(2006/05)
安田 登


日本人には日本人に適した体の使い方があってしかるべきです。

戦後あまりにも洋風化してしまい、西洋かぶれになったおかげで、私たちは日本人本来の体の使い方の良さをすっかり忘れてしまったような気がします。

文明開化以前の古来から、日本人の文化の中で培われて来た身体感覚は素晴らしいものがあったのです。

昔の人はワラジ履き、下駄履き、裸足などで過ごしていたため、足の裏の感覚はとても敏感でしたし、足の指の器用さも格別でした。

すり足で舞うお能。

足袋で踊る阿波踊りの男踊り。

下駄のつま先を立てて踊る女踊り。

すべてにわたって鋭い身体感覚がないときれいに舞い踊ることが出来ません。

あの静かに踊るだけに見えるお能だって時には宙にとびあがるのです。

明治以後に眠ってしまった私たち日本人の身体感覚を取り戻そうではありませんか。

経団連の会長をされた土光さんが、健康法はと聞かれて、足の親指を意識して素足で歩くことと語っておられたのを思い出します。

足、特に足の裏の感覚が、年老いていく我々の介護予防の助けになるのだと考えます。

二足歩行になった人間が、全体重を二本の足の底にかけているのです。

身体の中心線が崩れたら足の底の負担はゆがんだものになってしまいます。

体は全体がひとつの統合されたものです。

各部バラバラに考えて、その部分部分をなおそうと思ってもなおりません。

体全体を感じる感覚、調整能力が大切です。

痛ければ筋肉はガチガチになってしまいます。

弱い筋肉を鍛えようと頑張ればガチガチ。

筋肉をもっと丈夫にしようとやりすぎればガチガチ。

スポーツの達人は力の抜き方うまいといいます。

力が入り過ぎないしなやかな筋肉。

これを目指すには体の奥にある深層筋を鍛えることが必要だということを学びました。

足だけではありません。腰も、上半身も、手もすべて関係しています。

そして呼吸 ― 謡は朗々と、阿波踊りはおはやしに負けないかけ声をかけあって場を盛り上げます。

どちらも腹式呼吸がしっかりしていないと出来ません。

正しく立った姿勢での体の中心はどこにあるのでしょうか。

皆さんおへそのあたりだと思われるでしょう。

ちょっと違うのです。

臍下丹田(せいかたんでん)に力を入れてと昔から言われます。

体の中心である丹田は臍(へそ)よりもこぶし一つ分下にあります。

もう一つ、しっかりした人のことをシンの通った人というでしょう。

自分の体の中にこの芯を意識してみてください。出来ますか?

次に、からだといった時、私たちが意識するのは筋肉、特に体の表層にある筋肉です。

この表層の筋肉の奥に、今まではあまり重要視されてこなかった深層の筋肉が隠されているのです。

つまり大事にしまわれているのです。

能の場合、修練の浅い人は体の表面の筋肉で舞ってしまいます。

それが熟練の域に達してくると、身体の深くに隠された筋肉で踊るようになり、しなやかさや深い味わいが出てくるといいます。

高齢になっても素晴らしい動きが出来るというのは、この違いでしょう。

背と腹、脊柱起立筋と腹横筋、大腰筋、股関節と肩関節は人間が人間たる由縁の二大エリアです。

年齢を重ねれば重ねるだけ、尊敬されるようになりたい。人格的に円熟していきたい。

"健康づくりは自分から"をモットーに、私たちは年をとっても輝き続けていきたいと願って、阿波踊りで応援しています。

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プロフィール

米谷美津子

米谷美津子

駒沢診療所の所長。現役医師。
駒沢ウェルネスセンターや、駒沢健康クラブなどの施設・団体も運営している。

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